新約 とある魔術の禁書目録 9巻 感想

新約とある魔術の禁書目録9巻の感想です。



新約 とある魔術の禁書目録 (9) (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録 (9) (電撃文庫)
(2014/01/10)
鎌池和馬

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管理人の禁書履歴は
・SS1,SS2,SPを含めた無印、新約の既刊
・漫画とある科学の超電磁砲の既刊
となっていますのでこれらを読んだ上での感想になります。
超電磁砲の連載等単行本以外のものは読んでいませんので注意。

以下内容について触れています。
-

内容は終始上条さんとオティヌスの精神対決。
所謂幻術攻撃なので特に緊張感とかはなく単純にこれまで上条当麻が行ってきたことが
なんだったのかという振り返りと彼自身の心の整理が主となっている。
この巻には登場人物が3人しか出てこないので主人公の考えの変化や決断が事細かに書かれているのも特徴。
特に中盤の数ページを使った彼の心の叫びは秀逸だ。上条当麻という人間の根幹を見た気がする。
つまるところこの巻は「上条当麻」が「上条当麻」を助ける物語だったんでしょうね。
最後はいつものようにヒロインを一人落としてバトル開始。まあ後は消化試合と事後処理でしょう。

以下登場人物ごとに整理

■上条当麻

主人公、いつもと違う上条さん
彼が折れないのは分かりきっていたのでその過程がどう描写されるかが見所だったわけですが
彼も遂に「悔しい」という言葉を口にしてくれました。
今まではどこか普通の高校生(笑)な面がありましたがここに来てその普通さが証明されたように思います。
そういう意味ではこの巻はこれまでの長い禁書史におけるある種の清算なのかもしれません。
そして最後はいつもの癖が発動。やっぱり上条さん、懲りてないよね。まあそこがいいんですが。

■オティヌス

唯一の敵
今まで余裕ぶっこきすぎでキャラクターとしての若干記号的だった彼女ですが
今回の彼女の立ち位置「ゲームにおける理不尽な強さのボス」を鑑みると
そういったキャラクター性は狙って作られたものなのかもと感じました。
どこかシステムのように主人公を否定するだけの存在はまさに「いつかは倒されるゲームのボス」なわけでして
そういった面が彼女の攻略法であった「精神の消耗の激しさ」に説得力を出しているのではないかと思いました。

■「総体」

面倒臭い語尾の味方
その正体は上条当麻が「助けられなかった」1万人の妹達の残滓が集合したようなもの。
上条当麻の本音を引き出してくれます。一応今回の癒し要員?
魔術バリバリの敵に対して科学で作られた彼女達のような存在がターニングポイントになるのは面白い。
彼女が最後に言った「上条ちゃん」という呼び方が引っかかった。
その呼び方をするのは小萌先生ぐらいなので何か関係でもあるのだろうか。


■その他小さい感想とか疑問点とか

・「総体」の語尾が「ミサカは~」ではなく中二病こじらせたみたいなのになっているのは何でだろう?キャラ付け?

・上条の日常の象徴として初めに出てきたのが吹寄なのが良かった。姫神?うっ・・・頭が・・・

・オティヌスがやったことで唯一評価できるのはフレメアとフレンダを絡ませたことだと断言できる。

・インデックスが救われた(?)世界にアウレオルスが出てこないのが気になった。
 「先生」は結局用済みなのか?天井ですらいるというのに・・・

・地の文にはいないのにさり気なく台詞で登場する木原乱数さん。
 相方のウートガルザロキさんは!?お笑いコンビの相方ウートガルザロキさんはどうしたんですか!?

感想は以上です。
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総体は、助けられなかった一万人だけの集合体だけじゃなくて、残りの生きている一万人の意思もあるんじゃないですか?
あと、アウレオルスはたしかにえっ?てなりました。

ほ、ほら……アウレオルスさんはインデックスが初めから幸せなら元々出会うための機会すらなかったわけですし

オレっルスあわれ アウレさんかわいそう

総体はネットワークの意思みたいなものだし、語尾はそのためかと私は思ってたり。

Re: タイトルなし

> 総体は、助けられなかった一万人だけの集合体だけじゃなくて、残りの生きている一万人の意思もあるんじゃないですか?

上条さんに語りかけてきたのは「死んだ側の意思」で殺され代表としての面しか見せていなかったため
殺された方の1万と書かせていただきました。
確かに総体が存在できたのは生きてる方の意思も含むからですがそれは存在理由としての意思で
主張としての意思には含まれないと解釈しました。

> ほ、ほら……アウレオルスさんはインデックスが初めから幸せなら元々出会うための機会すらなかったわけですし

それだとステイルやねーちんがいる理由もふわつきますが・・・
・・・ここは前向きに伏線と捉えときましょうか・・・

幻術というよりは

世界を作る→上条さん逝く→再構築してもう一度

これを繰り返している説明でしたね


そしてキーポイントは「世界を作って何度もつまらない作業を繰り返す神」と「世界を作り直されて何度も執拗に攻撃される一般人」

神(元人間)と一般人の差すら埋めてしまう つまらなさ が逆転の原因とかなんとか

あとは途中から無茶して神側が自己崩壊といった具合でしょうか

主要なキャラクターが3人?だけというある意味もっともキャラ数が少なかった巻で内容もわかりやすかったが、心理描写も多くて呼んでて楽しかったですね

美琴や御坂妹が上条さんのことを「アンタ」や「あなた」としか呼ばないから 総体の「上条ちゃん」という呼び方に違和感を抱いたのでは?
あとトールもその呼び方をしてたような…

総体さんの服装が夏服って書かれてるのに挿絵が冬服に…

Re: タイトルなし

> 心理描写も多くて呼んでて楽しかったですね

新約からご無沙汰だった上条さんの心情が一気に描かれていて読み応えありましたよね。


> あとトールもその呼び方をしてたような…

ということはつまり、新約禁書における真のヒロインは・・・


> 総体さんの服装が夏服って書かれてるのに挿絵が冬服に…

ホントだ!冬服なのに夏服になってる!これは大発見ですな。

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